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2015/5/8

企業情報 - 自動車メーカー

吉利汽車とベラルーシの合弁会社、5月後半に新工場着工も

この記事の要約

ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジーは5月後半に新工場の建設を開始するもようだ。第1段階として生産能力が年6万台の工場を建設し、将来は生産能力を年12万台に引き上げる計画と […]

ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジーは5月後半に新工場の建設を開始するもようだ。第1段階として生産能力が年6万台の工場を建設し、将来は生産能力を年12万台に引き上げる計画という。ベラルーシの国営ベルタ通信が6日、ベルジーの広報担当者から得た情報として報じた。

第1段階の建設費は約3億3,000万ドルとなる見通し。車体溶接や塗装、組み立ての設備を持ち、2016年末までに操業を開始する予定。新工場の運営が好調に進めば、2018年にも第2段階の建設計画について決定し、生産能力を年12万台に拡大する方針という。

ベルタ通信によると、ベラルーシ産業省と吉利汽車は2011年10月にベルジーの設立に関する覚書に署名、同年12月にベルジーが設立された。ベルジーには、ベルアズや吉利汽車、ベラルーシの自動車部品大手BATEと中国企業の合弁会社であるソユーズアフトテフノロギイが出資している。

ベルジーは2013年2月に最初の乗用車の組み立てを開始し、同年3月に販売を開始した。現在は、ベラルーシの各州の州都や大都市にディーラーを持つ。ベルジーの生産台数は現在、1日当たり約40台。フル稼働体制で年1万台の生産能力を持つ。

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