独自動車部品大手コンチネンタルは19日、フィンランドのIT大手エレクトロビットから自動車関連部門のエレクトロビット・オートモーティブを買収すると発表した。取引金額は6億ユーロ。買収手続きは独禁当局とEC株主総会の承認を経て第3四半期に終了する見通し。
独南部のエアランゲンに本社を置くエレクトロビット・オートモーティブは、メーカーとシステムサプライヤー向けに運転者支援システムやインフォテインメント・システムを開発している。
子会社e-ソリューションズを含め約1,900人の技術者を擁し、昨年の売上高は約1億7,000万ユーロだった。
サプライヤー業界では自動運転技術の開発強化に向け技術者を確保する動きが強まっており、コンチネンタルの今回の買収もそうした流れに沿ったもの。同社は現在、約1万1,000人のソフトウェア技術者を抱えている。