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2015/5/22

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独ボッシュ、自動運転の実証試験モデルにテスラ「モデルS」を使用

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは19~21日にドイツのボックスベルクで開いた技術関連の発表会で、米電気スポーツカーメーカー、テスラの「モデルS」をベースにした自動運転技術の実証試験モデルを公開した。ボッシュは「モデルS」2台 […]

独自動車部品大手のボッシュは19~21日にドイツのボックスベルクで開いた技術関連の発表会で、米電気スポーツカーメーカー、テスラの「モデルS」をベースにした自動運転技術の実証試験モデルを公開した。ボッシュは「モデルS」2台を調達し、ドイツのアプシュタット(ハイルブロン近郊)と米カリフォルニア州パロアルトの2拠点で自動運転技術の開発を進めている。

2車には、車線や交通標識などを認識するためのステレオビデオカメラなど50種類の最先端部品が組み込まれている。また、約1,300メートルの電気ケーブルが新たに配線され、約400個のケーブルタイで固定されている。この試験モデルは、高速道路への進入から一般道路へ出るまでの操作を自動運転で行うことができるという。

ボッシュは2011年から独米の2拠点で自動運転技術を開発している。アプシュタットの開発チームはシステムインテグレーション、パロアルトの開発チームは機能開発を担当している。同じモデルを2台調達しているのは、両チームの開発成果を円滑に共有化するためという。また、世界の拠点の運転支援システム開発者2,000人が両チームをサポートしている。

ボッシュは2013年はじめから公道で自動運転車の試験を実施しており、これまではBMWの「325d ツーリング」をベースにした実証試験モデル2台を使用していた。走行試験は訓練を受けたドライバーが運転席に乗車して実施している。

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