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2015/5/22

企業情報 - 部品メーカー

タタ・スチール、英ウォーリック大学にR&D拠点開設

この記事の要約

印タタ・スチールは13日、英ウォーリック大学に研究開発(R&D)拠点を開設することで同大学のウォーリック・マニュファクチャリング・グループ(WMG)と合意したと発表した。 合意によると、タタ・スチールは今秋にウ […]

印タタ・スチールは13日、英ウォーリック大学に研究開発(R&D)拠点を開設することで同大学のウォーリック・マニュファクチャリング・グループ(WMG)と合意したと発表した。

合意によると、タタ・スチールは今秋にウォーリック大学構内にR&D拠点を開設し、約40人の科学者が勤務する。その後2年以内に、英国の拠点にある電子顕微鏡などの専門家用機器をすべてウォーリック大学内の拠点に移し、再生可能エネルギーや効率性の高い車両や航空機などに使われる新素材の開発を進める。

タタ・スチール・ヨーロッパのケーラー最高経営責任者(CEO)は新たなR&D拠点の開設について、「世界一流の科学者や研究者たちとともに、未来の低炭素技術を構築する顧客のために新しい鉄鋼製品を創造することができる」と述べた。

WMGは3月、2,000万ポンドを投じて「先進鉄鋼研究センター」を設立すると発表した。同センターが完成すれば、タタ・スチールのR&D拠点との協力により大きな成果が期待される。

タタ・スチールは英国で1万7,000人を雇用しており、同国の鉄鋼業界で最大の雇用者となっている。研究機関との協力も積極的に行っており、ウォーリックのほか、ケンブリッジ、シェフィールド、スワンシー、インペリアルカレッジの各大学に寄附講座を開設している。

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