独自動車部品大手のコンチネンタルは5月28日、アクティブな触感フィードバックにより、ドライバーが画面を見なくてもさまざまな機能を画面に指で触れて操作できる「触感フィードバックディスプレー」を開発したと発表した。ドライバーが車載ディスプレーに視線を移動させずに機能操作ができるため、安全性が向上する。同製品は2017年に量産化される見通し。
コンチネンタルによると、現在、画面が8インチ(20.3センチメートル)のデモ用サンプルが完成しており、12.3インチの大型画面も技術的に可能という。また、触感フィードバックの特徴や強さは設定変更が可能で、例えば、自動車ブランド特有のフィードバックや走行状況に応じたフィードバックを設定できるという。
コンチネンタルが開発した触感フィードバックによる操作システムはすでに、メルセデス・ベンツ「Cクラス」がオプション販売しているタッチパッドに採用されている。コンチネンタルは触感フィードバックによる操作システムの開発を進めており、今回初めて完全なタッチディスプレーの形で発表した。