独自動車部品大手のコンチネンタルは6月3日、中国の安徽省合肥にあるタイヤ工場の生産能力を大幅に増強する計画を発表した。4月末に現地政府・自治体と投資計画について合意した。今回の投資は、コンチネンタルの長期戦略「ビジョン2025」の一環に位置付けられる。
今回の投資計画では、乗用車用タイヤの生産能力を現在の年500万本から2019年までに年1,400万本に引き上げる。これと並行して、自転車用タイヤの生産能力も現在の年200万本から、2025年までに年1,300万本に増強する。
合肥工場は2008年に着工し、2011年に稼働した。コンチネンタルは同工場にこれまで2億5,000万ユーロを投資してきた。今回の計画により投資総額は5億ユーロ以上に拡大する。
「ビジョン2025」では、世界規模のタイヤ生産能力の拡大と最先端技術プロジェクトに20億ユーロ以上を投資する計画。特にBRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)と米国での成長を見込んでいる。