ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は14日、リチウムイオン電池セルを国内生産するための研究プロジェクト「GIGA‐LIB」を立ち上げたと発表した。電気自動車用リチウムイオン電池セルの生産技術を研究する。実施期間は2年で、BMBFは500万ユーロを支援する。
プロジェクトを実施するコンソーシアムには、調整役の小型電池大手ファルタ・マイクロバッテリーや、機械大手のマンツ、プラント大手のM+Wジャーマニー、システムエンジニアリング会社のティッセンクルップ・システムエンジニアリング、バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー水素研究センター(ZSW)が参加している。
BMBFはすでにZSWにおけるリチウムイオン電池セル研究用生産プラントの建設プロジェクトに資金支援している。今回のプロジェクトでは既存の研究成果をベースにさらに研究を進め、産業分野での実用化に結び付けることを目指している。