ノルウェーのアルミニウム・エネルギー大手ノルスク・ハイドロは2日、ドイツのグレーヴェンブローホにある圧延工場で新しい生産棟を建設するための定礎式を行った。車体用アルミ板の需要拡大に対応するため、生産ラインを増設する。新しい生産ラインは2016年下半期に稼働する予定。
具体的には1億3,000万ユーロを投資して生産能力を現在の年5万トンから年20万トンに増強する。これにより従業員25人を増員する予定。全長190メートルの新生産棟に隣接して高層ラック倉庫なども建設する。
自動車産業では、軽量化により二酸化炭素(CO2)の削減に寄与するアルミニウム板の需要が高まっている。