自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバストは11日、ルーマニア西部のアラド工場に建設した第3生産棟の竣工式を行った。建設投資は約6,500万ユーロ。ベバストはアラド工場の拡張により、西欧市場向けの製品供給体制をさらに強化する。
新生産棟の面積は約1万平方メートル。今回の拡張工事により、アラド工場の面積は合計で2万6,000平方メートル(サッカー場3.5面分)となった。
アラド工場では2014年、スライドルーフおよびパノラマルーフを50万ユニット以上、生産した。2015年は75万ユニットに拡大できる見通し。ベバストは同工場の製品を独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループやBMWなどに供給している。