ロシアのデニス・マンツロフ産業貿易大臣はこのほど開催されたサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(6月18~20日)で、今年は国内の新車販売市場が前年に比べ25~50%縮小するとの予測を明らかにした。これまでは最大で25%の落込みを見込んでいたが、大幅な下方修正をした。
ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)によると、1~5月の国内新車販売は前年同期比37.7%減の64万1,933台だった。
ロシア経済は、原油価格の下落やウクライナ情勢をめぐる欧米による経済制裁の影響で景気が落ち込み、自動車需要が大きく低迷している。
欧州連合(EU)は6月22日、ロシアに対する経済制裁を来年1月末まで6カ月延長することを正式に決定した。