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2015/7/10

企業情報 - 自動車メーカー

吉利汽車、アイスランドのエタノールメーカーに資本参加

この記事の要約

中国自動車大手の浙江吉利控股集団(Zheijiang Geely Holding、以下、吉利汽車)は3日、二酸化炭素(CO2)からエタノールを生成する技術を持つアイスランドのカーボン・リサイクリング・インターナショナル( […]

中国自動車大手の浙江吉利控股集団(Zheijiang Geely Holding、以下、吉利汽車)は3日、二酸化炭素(CO2)からエタノールを生成する技術を持つアイスランドのカーボン・リサイクリング・インターナショナル(CRI)に資本参加すると発表した。今回の出資計画は、初期投資と3年間の追加投資で構成されており、投資規模は総額4,550万ドルとなる。吉利汽車は、CRIの大株主の1社となり、取締役会にも幹部を派遣することになるとしている。

CRIは2006年の設立で、再生可能エネルギーを使用してCO2から生成したエタノールを「Vulcanol」ブランドで販売している。「Vulcanol」は欧州でガソリンに混合されたり、バイオ燃料の生産に使用されている。

吉利汽車とCRIは、中国でCRIの技術を活用してエタノールを生成するほか、中国やアイスランド、その他の国々で、エタノールを燃料とするエコカーを販売することを計画している。

吉利汽車は2005年からエタノール車の開発に取り組んでおり、中国の都市部では同社のエタノール車がタクシーとして使用されているという。また、吉利汽車は欧州では、スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カー・コーポレーションや英国のロンドン・タクシー・カンパニー(LTC)を買収している。

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