独自動車部品大手のコンチネンタルは9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)(プレスデー:9月15~16日、一般公開:9月17~27日)に48ボルトの電圧を使用したハイブリッドシステム「48Vエコドライブ」を出展する。地図データを活用したコンチネンタルの運転支援システム「エレクトロニック・ホライズン(eHorizon)」との連携により、燃費をさらに2~3%改善できると見込んでいる。
「48Vエコドライブ」のデモカーは、1.2リットルのガソリンエンジンを搭載したフォルクスワーゲン(VW)「ゴルフ」の量産モデルに48ボルトの電圧を使用したハイブリッドシステムを組み込んでいる。
同システムとeHorizonの地図データや交通情報を連携させると、例えば、走行ルートに一時停車の標識のある場合、アクセルペダルから足を離す適切なタイミングをドライバーに知らせることで、減速時のエネルギーを蓄積して活用するブレーキエネルギー回生システムを有効利用することができる。また、走行ルートの高低やカーブ、交差点などの情報は、エンジンをトランスミッションから切り離して走行するコースティング(惰性走行)運転による燃費低減にも活用できる。