スウェーデンの自動車メーカー、サーブの親会社であるナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)は17日、中国の東風汽車と戦略提携合意書を締結した。技術面やグローバル市場での調達・販売などで協力する。
東風汽車は、天津における代替燃料車の生産や研究開発、東風汽車の販売ネットワークを活用したNEVSの販売・サービス事業の構築で協力する。また、代替燃料車の量産化においても協力する。一方、NEVSは、東風汽車が自社ブランドのモデルを海外市場に投入する際に、技術規制や仕様への対応、欧州・北米市場の開拓を支援する。
NEVSのマティアス・バーグマン社長は今後について、電気自動車に重点を置いた事業戦略を展開していく方針を示しており、今回の提携では、開発コストの負担軽減、サプライヤー基盤の拡大、将来の製品競争力の強化などで相乗効果が得られるとの見解を示している。