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2015/8/28

企業情報 - 部品メーカー

独レオニ、事前に成形した状態の乗用車用ハーネスを開発

この記事の要約

独電線大手のレオニは9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)(プレスデー:9月15~16日、一般公開:9月17~27日)に、乗用車用に開発した新しいケーブルハーネスを出展する。事前に一定の形に成形された […]

独電線大手のレオニは9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)(プレスデー:9月15~16日、一般公開:9月17~27日)に、乗用車用に開発した新しいケーブルハーネスを出展する。事前に一定の形に成形された状態のケーブルハーネスで、このような製品はこれまで主に商用車のエンジンやエンジン周辺部分に使用するケーブルハーネスとして生産してきた。耐久性に優れ、組み立て時間を短縮できる利点がある。

ケーブル保護材にポリウレタンをベースにした発砲材料を使用しており、乗用車向けでは当初、ボディパネルなどに穴を開けてケーブルを通す際に穴の部分に取りつける保護材(グロメット)として採用した。現在は、この保護材を使用したケーブルを乗用車のエンジンルームにも導入できるようになった。常に作動している状態で摂氏130度までの耐熱性があり、耐振動性にも優れるという。

事前に一定の形に成形されたたケーブルハーネスは、例えばエンジンブロックやギアボックス回りなどの省スペース化や取付け時間の短縮に寄与するという。また、エンジンルームから乗員キャビンに向かう狭い場所などに形状がフィットしやすく、組み立てが円滑に進む利点もあるという。必要に応じて固定部品を組み込むことができ、不要なケーブル移動なども回避できる。

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