独自動車部品大手のボッシュは米カルフォルニア州のリチウムイオン電池メーカーSeeoを買収したもようだ。8月28日付のロイター通信によると、8月半ばに買収手続きを完了しており、買収金額は公表していない。
ロイター通信によると、Seeoのリチウムポリマーセルは1キログラム当たりのエネルギー密度が350ワット時で、現在の電気自動車に搭載されている電池の約2倍の性能を持つ。これにより従来の内燃エンジン搭載車に比べて航続距離が短い問題を抱える電気自動車の航続距離を大幅に伸ばすことができる。また、Seeoの固体高分子電解質を用いた電池は、電気化学的反応による従来の電池に比べ火災の発生するリスクが低い利点もある。