欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2015/9/4

企業情報 - 部品メーカー

独コンチネンタル、トヨタの運転支援システムに統合型センサーモジュールを供給

この記事の要約

独自動車部品大手のコンチネンタルはこのほど、同社の統合型センサーモジュールがトヨタ自動車の運転支援システム「トヨタセーフティーセンスC」に採用されていると発表した。コンチネンタルは今年に入り、カメラとレーザーレーダーを単 […]

独自動車部品大手のコンチネンタルはこのほど、同社の統合型センサーモジュールがトヨタ自動車の運転支援システム「トヨタセーフティーセンスC」に採用されていると発表した。コンチネンタルは今年に入り、カメラとレーザーレーダーを単体のコンパクトユニットに統合した新しいセンサーモジュールMFLの量産を開始しており、このMFLが今年から発売されているトヨタの運転支援システムに採用されている。

「トヨタセーフティーセンスC」は、◇警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキの3段階で衝突を回避するプリクラッシュセーフティシステム◇ウィンカー操作を行わずに車線から逸脱する運転を警告するレーンディパーチャーアラート◇ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム――の運転の安全性向上を支援するための3機能を装備している。

コンチネンタルのMFLは、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)を用いて車両前方の障害物を認識・分類するカメラと、赤外線ビームを発して対象物から反射されて戻ってくるまでの時間から車両と対象物の距離を計測するレーザーレーダーを組み合わせた統合型センサーモジュール。両技術の組み合わせにより、車両前方の対象物との距離を10センチメートルまでの正確さで計測することができる。

企業情報 - 部品メーカー
クローズアップ
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |