ノルウェー自動車部品大手のコングスベルグ・オートモーティブは1日、北米の自動車大手とシートの快適性を高めるシステムの戦略的サプライヤーとなることで合意したと発表した。6年間で5,000万ユーロの契約規模となる見通し。生産規模について最終合意していないため、取引規模がさらに拡大する可能性もあるとしている。
今回の契約では、ランバー・サポート・システム(乗員の腰の負担を軽減するための支え)やマッサージシステム、エアシートクッションの長さを調整するシステムなど、空気を使ったシートの快適性を高めるためのシステムを供給する。
これらの製品の生産は、2018年からレイノサ(メキシコ)、プルシュクフ(ポーランド)、無錫(中国)の工場で開始する予定。
今回の合意により、取引先の自動車メーカーでこれらのタイプのシートシステムが導入される際に、コングスベルグが優先的なサプライヤーになるという。