鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)は9月23日、スペイン北部にあるヒホン製鉄所を近代化すると発表した。環境基準を順守するための措置で、投資規模は1億ユーロ以上、工事期間は2年を予定している。
今回の工事は、コークス炉バッテリー2基の改修工事が中心となる。コークス炉から発生するガスを捕集し、有害物質を除去するための最新システムや副産物回収システムの導入などを計画している。また、コークス炉バッテリーの再稼働に向けて、その他の設備も最新技術に対応できるよう調整する。
工事は2016年半ばに開始する。2018年上半期に最初のコークス生産を再開し、2019年にはフル操業となる予定。ヒホン製鉄所はアルセロールミタルオーストリアが運営している。