ドイツで開催されていた第66回フランクフルト国際モーターショー(IAA)が9月27日、閉幕した。ドイツ自動車工業会(VDA)によると、今回の来場者数は93万1,700人となり、2013年の前回を5万人以上上回った(約6%増加)。また、来場者の平均年齢は34歳と、前回(37歳)より若くなった。次回は2017年9月14~24日(プレスデー:9月12~13日)に開催される。
VDAのマティアス・ヴィスマン会長は、「今回の見本市のモットーである『モビリティー・コネクツ(mobility connects)』を包括的に展示することができた。モビリティーの接続(connecting)とデジタル化(digitizing)は今回のIAAを特徴づけるとともに、今後の方向性を示している」と総括した。
また、ヴィスマン会長はIAAの閉幕に向けた9月25日の記者会見で、フォルクスワーゲン(VW)が不正なソフトウエアを使いディーゼル車の排ガス試験をクリアさせていた問題について言及し、受け入れられない行為であり、徹底した調査が必要であるとの見解を示すとともに、ドイツの自動車産業は当局による解明および調査の取り組みを支援する、と明言した。