ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2015年9月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は14万867台となり、前年同月に比べ28.6%減少した。8月は前年同月比の減少幅が19.4%と、40%を超えていた3~4月や6月(29.7%減)、7月(27.5%減)と比べ若干改善していたが、再び減少幅が広がった。1~9月の累計は前年同期比33.0%減の119万2,723台となった。
9月のブランド別の販売台数は、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月比41%減と大幅に減少している。これに対し、2位の起亜は11%増と伸びており、3位の現代自も2%減と小幅の減少にとどまった。起亜は「リオ」の販売が好調で、9月は前年同月比69.5%増の1万822台となり、同月のモデル別販売で2位となった。首位は、現代自の「ソラリス」で11.1%増の1万1,006台だった。
ダットサン(前年同月比396%増)は2014年9月からロシア市場で販売を開始し、昨年10月の販売は520台と小規模であったことが、大幅な増加幅の背景にある。