ロシア商用車大手のGAZはこのほど、ディーゼルエンジンやギアボックスなどに改良を加え走行性能を高めた小型商用車「GAZelle NEXT」を発売した。
同モデルに搭載するカミンズのディーゼルエンジン「ISF 2.8」は、ターボチャージャーの設定変更や新しいエンジン制御用ソフトウエアの導入などにより、出力を従来の120hpから149hpに、トルクは270Nmから330Nmに引き上げた。これにより、停止した状態から時速60kmおよび時速100kmへの加速性能はそれぞれ15%短縮し、5速ギアでの時速40km～100kmへの加速西欧は30％短縮した。
また、ギアボックスの改良や、リアアクスルの設計なども実施した。性能を高めたディーゼルエンジンは、小型バス「A63R42」と「A64R42」を除く「GAZelle NEXT」のすべてのディーゼル車および派生モデルに導入する。
