スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは15日、電気駆動車に関する戦略を発表した。すべてのモデルシリーズにプラグインハイブリッド車を投入する計画。また、電気駆動システムを搭載した小型車の新シリーズを開発する計画や、2019年までに純粋な電気自動車を発売する計画も明らかにした。中期的に電気駆動モデルは同社の販売車両の最大10%を占めると予想している。
プラグインハイブリッド車は、ボルボの新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を採用した大型乗用車の「90シリーズ」と「60シリーズ」から投入していく。
「90シリーズ」ではすでに、SUV「XC90」で全輪駆動のプラグインハイブリッド車を発売した。今後は、高級セダン「S90」などにもプラグインハイブリッド車を投入していく。また、前輪駆動のプラグインハイブリッド車の市場投入も計画している。
よりコンパクトな「40シリーズ」では、新型プラットフォーム「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」を採用した電気駆動モデルを開発する。
19年に発売予定の電気自動車の詳細は今後発表する。