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2015/11/13

企業情報 - 自動車メーカー

シュコダ自、10月出荷台数は2.7%減

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は9日、チェコ子会社のシュコダ自動車の10月の世界出荷台数が8万8,500台となり、前年同月に比べ2.7%減少したと発表した。母国チェコなど中欧が好調だったものの、西欧は微減、ロシ […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は9日、チェコ子会社のシュコダ自動車の10月の世界出荷台数が8万8,500台となり、前年同月に比べ2.7%減少したと発表した。母国チェコなど中欧が好調だったものの、西欧は微減、ロシアおよび東欧は大幅に減少し、全体的に低迷した。

地域別の出荷台数は、西欧が前年同月比1.9%減の3万4,000台に低迷したものの、西欧で最大市場のドイツで前年並みの1万2,800台を確保した。中欧は11.9%増の1万4,800台と好調で、母国チェコでは18.5%増の7,600台を出荷した。

ロシアは38.0%減の4,600台と大幅に落ち込んでいる。ロシアを除いた東欧も11.0%減の3,000台と2ケタの減少だった。

シュコダにとって最大市場の中国は2万6,400台と、3.2%増加した。インドも7.7%増の1,600台とした。このほか、台湾(300台、20.0%増)、イスラエル(1,500台、52.7%増)で2ケタの増加となった。

業界ではシュコダの10月の減少について、新車購入から納車までに時間がかかるため、9月半ばに発覚したVWグループの排ガス不正問題の影響は限定的にとどまるとの見方が多い。また、今回の不正問題の影響は特に、VWブランドで大きく現れると見られている。

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