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2015/11/13

企業情報 - 部品メーカー

独シェフラー、チェコ工場を着工

この記事の要約

独自動車部品大手のシェフラーは4日、チェコ東部のスビタビに建設する新工場の定礎式を行った。新工場は2016年第3四半期に一部の施設で操業を開始し、2019年までにフル稼働体制に入る計画。3~5年以内に960人の新規雇用を […]

独自動車部品大手のシェフラーは4日、チェコ東部のスビタビに建設する新工場の定礎式を行った。新工場は2016年第3四半期に一部の施設で操業を開始し、2019年までにフル稼働体制に入る計画。3~5年以内に960人の新規雇用を見込んでいる。

新工場では自動車の温度管理モジュールを生産する。温度管理モジュールは、エンジンが稼働中に駆動システム全体の温度を制御する装置で、内燃エンジンの最適な稼働温度を短時間に調整する。これにより、燃費および二酸化炭素(CO2)排出量を最大4%削減することができるという。温度管理モジュールは、既存顧客である内外の大手自動車メーカーで需要が増えており、今後、新規顧客も獲得できると見込んでいる。

新工場の建設投資は9,250万ユーロ以上。投資の大部分は新しい機械の導入に充てる計画で、新工場の生産棟の建設費は1,850万ユーロにとどまるという。新工場に加え、スビタビから北へ約25キロメートルのランシュクロウンにある既存工場にも新しい機械を導入することを計画している。

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