仏自動車大手ルノー・グループの販売・マーケティングを統括するジェローム・ストール副社長兼最高パフォーマンス管理責任者(CPO)はこのほど、独業界誌『オートモビル・プロダクション』によるインタビュー取材の中で、イランの販売台数を2018年までに現在の約10倍の30万台に拡大する方針を明らかにした。
ルノー・グループは2014年にイランで約2万7,000台を販売している。ストール副社長は同誌に対し、2018~2020年にはイランがルノー・グループにとって世界トップ3市場の一つになるとの見通しも示した。
ルノーは現在、イランで「ロガン」と「ロガン・ピックアップ」を委託生産・販売している。現在、「ダスター」の四輪駆動モデルの市場投入を検討しているほか、5月にインドで発表した小型クロスオーバー車「Kwid」も市場投入の検討候補に挙がっているという。