フランス自動車工業会(CCFA)が1日発表した同国の2015年11月の乗用車新車登録は15万339台となり、前年同月に比べ11.3%増加した。1~11月の累計は6.2%増の173万3,511台だった。
11月のメーカー別では、国内最大手のPSAプジョー・シトロエンが13.1%増の4万4139台と好調だった。ルノー・グループも、ダチアブランドが33.0%減と大幅に落ち込んだものの、ルノーブランド単独で21.5%増を確保し、グループ全体では8.3%増の3万3,523台となった。
国外ブランド最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループは4.7%増の2万699台となっており、VWブランド単独でも4.4%増の1万2,043台を確保した。
■ スペイン、イタリアも2ケタ増
イタリアの11月の乗用車新車登録は前年同月比23.47%増の13万4,021台と大幅な2ケタ増となった。国内最大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が26.06%増の3万7,326台と好調に推移している。国外ブランドも全体で22.55%増の9万6,562台と好調だった。排ガス規制逃れが発覚したVWグループは、VWブランドが27.10%増、アウディが13.19%増、シュコダも12.03%増の伸びを示した。
スペイン自動車工業会(ANFAC)によると、同国の11月の乗用車新車登録は前年同月比25.4%増の8万1,650台だった。1~11月の累計は前年同期比20.9%増の94万5,623台となっている。