ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した同国の2015年11月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は13万1,572台にとどまり、前年同月に比べ42.7%減少した。1~11月の累計は前年同期比34.5%減の145万4,253台となった。
自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は前年11月(38.5%減)に比べ落ち込み幅がさらに悪化した理由について、「1年前はルーブルが急落し、消費者が新たな為替レートが自動車価格に反映される前に購入を急いだが、今年はそのような事態になっていない」と述べ、販売が好転していた前年同月の状況を説明した。また、12月についても同様の理由から控えめな見通しを示した。