欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2015/12/11

企業情報 - 自動車メーカー

VWのCO2不正、該当車は当初予想を大幅に下回る規模に

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は9日、車両の型式認定を受ける際の二酸化炭素(CO2)排出量に不正があったことが内部調査で確認されたと11月初めに発表した件について、広範囲にわたる内部の試験や計測調査などにより、 […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は9日、車両の型式認定を受ける際の二酸化炭素(CO2)排出量に不正があったことが内部調査で確認されたと11月初めに発表した件について、広範囲にわたる内部の試験や計測調査などにより、該当する車両は当初予想の約80万台を大きく下回る約3万6,000台にとどまることが分かったと明らかにした。この計測結果はクリスマスまでに、当局の監督のもと中立的な立場の技術監査事業者により再度試験して確認する。

VWは11月中旬に、VW、アウディ、シュコダ、セアトの4ブランドのモデルが該当するとしていたが、今回の発表によると、該当するのはVWブランドの「ポロ」「シロッコ」「ジェッタ」「ゴルフ」「パサート」の5モデル9機種のみであることが分かった。また、9機種のうちディーゼル車は5機種、ガソリン車は4機種だった。

これら9機種ではNEDC(新欧州ドライビングサイクル)方式によるCO2値が数グラム異なり、走行100キロメートル当たりの燃費は約0.1~0.2リットル増えるという。なお、型式認定の数値は修正されるが、実際の走行時の燃費は変わらないため、該当車両に技術的な変更措置は必要ないとしている。

企業情報 - 自動車メーカー
企業情報 - 部品メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |