独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、排ガス不正問題によるコスト負担の増加に対応するため、VWブランドの部品バリエーションを大幅に削減する模様だ。14日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、VWは幹部に宛てた書簡の中で、部品のバリエーションを先行モデル比で少なくとも25%削減することを目標とする方針を伝えたという。
例えば、VW「ゴルフ」では、ハンドルの部品バリエーションを現在の117から43種類に、バッテリーは8から4種類に削減する。また、変速機では、マニュアルとオートマチックで部品の共通化を進める。
また、販売面でもエンジンと装備の組み合わせをパッケージ化し、これまでのように自由に選択することはできなくなる見通しという。