マツダのドイツ法人マツダ・ドイッチェラントのヨゼフ・A・シュミット社長は独業界紙『オートモビルボッヘ』に対し、2016年はドイツの新車市場で約6万4,000台、市場シェアで2%の達成を目指していることを明らかにした。
独連邦陸運局(KBA)によると、ドイツ市場におけるマツダの新車登録台数は、2014 年通期が前年比16.7%増の5万2,491台で市場シェアは1.7%だった。2015年は1~11月までで前年同期比9.8%増の5万4,629(市場シェア:1.8%)と、すでに昨年実績を超えている。
シュミット社長は『オートモビルボッヘ』紙に対し、マツダブランドの特徴として、エモーショナルなデザイン、進歩的な技術、運転の楽しみ――の3つを挙げている。また、正味の販売価格は平均で2万ユーロ強と、大衆車としては注目に値する、とも説明した。「マツダ6」(日本名:アテンザ)では4分の3の顧客がフル装備車を注文しており、小型車の「マツダ2」(日本名:デミオ)でも40%がフル装備車を購入しているという。
目標の達成に向けた今後の課題については、ブランドイメージと認知度の向上を挙げた。