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2016/9/9

企業情報 - 部品メーカー

ボルボとオートリブ、自動運転用ソフトウエアの合弁設立へ

この記事の要約

スウェーデン自動車大手のボルボ・カーズ は6日、同国の自動車安全システム大手オートリブと自動運転システム用のソフトウエアを開発する合弁会社を設立する計画について趣意書を締結したと発表した。同合弁会社はスウェーデンのイエー […]

スウェーデン自動車大手のボルボ・カーズ は6日、同国の自動車安全システム大手オートリブと自動運転システム用のソフトウエアを開発する合弁会社を設立する計画について趣意書を締結したと発表した。同合弁会社はスウェーデンのイエーテボリに本社を置き、2017年初めに事業を開始する見通し。従業員数は当初、両社の計200人でスタートし、中期的に600人に増員する計画。

合弁会社が開発する先進運転支援システム(ADAS)と自動運転(AD)システムは、ボルボ車に搭載するほか、オートリブを通してボルボ以外の自動車メーカーにも販売する。売上高は両社で分ける方針。

両社はそれぞれが保有するADASシステムの知的財産を新会社に移管し、新会社はこれを基盤に新しいADASおよびADシステムを開発する。最初のADAS製品は2019年までに発売し、ADシステムは2021年までに市場投入できると見込んでいる。

両社は今後さらに交渉を進め最終合意を目指す。今回締結した趣意書は拘束力を持たず、交渉が決裂し、合弁会社を設立しない可能性もあるとしている。

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