ダイムラーとボッシュ、路上駐車スペース情報の共同プロジェクト実施

独自動車大手のダイムラーは2日、独自動車部品大手のボッシュと共同で路上駐車スペースの空情報をドライバーに提供するシステムのパイロットプロジェクトを実施すると発表した。まずはシュツットガルト地区で開始する。

すでに車両に装備されている超音波センサーを活用するもので、時速55キロメートルまでの走行時に路側に空いている駐車スペースの情報を収集し、ダイムラーのバックエンドを経由してボッシュのIoTクラウドに送信する仕組み。ボッシュは、取集したデータを解析して規則性や傾向などを分析するデータマイニング技術により、利用可能な駐車スペースであるかどうかを判別する。例えば、スペースが空いているにも関わらず多数の車両が通り過ぎる場合は出入り口などで駐車できないスペースがあると判断する。

ダイムラーとボッシュは第1段階として、特定の道路で駐車スペースが見つかる確率を表示するシステムを導入する。次の段階では駐車スペースの広さもリアルタイムで表示するシステムを計画している。

将来は、公共のパーキングハウスの情報も含めた駐車スペースのデジタル地図を車載ディスプレーやアプリ「メルセデス・ミー(Mercedes me)」に表示し、ナビゲーションシステムが空いている駐車スペースを認識するシステムの開発を目指している。

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