独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマティアス・ミュラー社長は9日、独経済紙『ハンデルスブラット』の主催によりミュンヘンで開催された業界会議で、ドイツに独自のバッテリー工場を建設する計画を認めた。
VWの経営陣は現在、VWの乗用車ブランドの利益率改善を目指して事業所委員会(従業員の代表機関)と将来協定について交渉している。労働側は以前から、電気駆動車の普及にともなう雇用削減を回避するため、独自のバッテリー工場を国内に建設するよう経営陣に求めていた。
ミュラー社長は、バッテリー工場の建設地や従業員数などの詳細は明らかにしていないが、dpa通信では、VWの内燃エンジン工場のあるザルツギッターにバッテリー工場を建設する可能性があると予想している。