BMWブランドのチーフデザイナーが退職=独誌

独高級車大手BMWグループのトップデザイナーの流出が続いている。独自動車専門誌『アウト・モートア・ウント・シュポルト』(電子版、1月17日付)によると、BMWブランドのチーフデザイナーであるカリム・ハビブ氏が同社を退職するもようだ。BMWグループのトップデザイナーが同社を去るのはこの10カ月で3人目となる。同誌によると、ハビブ氏の転職先は不明という。BMWは取材に対し、「人事に関する憶測にはコメントしない」と対応している。

『アウト・モートア・ウント・シュポルト』誌によると、ハビブ氏は1970年生まれでレバノンの出身。1998年にBMWに入社し、「7シリーズ」などのデザインに携わってきた。2009年から2年間はメルセデスベンツに転身し、コンセプトモデル「F800スタイル」などをデザインしたが、2011年には再びBMWへ戻った。

BMWグループでは、2016年4月に、BMWのサブブランド「BMW i」のチーフデザイナーを2010年から務めていたフランス出身のブノア・ジャコブ氏が、中国の電気自動車の新興企業フューチャー・モビリティに転身。2016年7月には、BMW傘下の超小型車ブランドMINIのチーフデザイナーであったデンマーク出身のアンダース・ワーミング氏がドイツ・中国系自動車メーカーのボルクヴァルトに転じている。

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