米リアー、西グルーポアントリンのシート事業買収で最終合意

米自動車内装部品大手のリアーは6日、スペイン同業のグルーポアントリンと自動車用シート事業の買収について最終合意したと発表した。取引価格は2億8,600万ユーロ。同取引は、欧州当局などの認可を得て、2017年上半期に完了する見通し。リアーは今回の措置により、同社の自動車用シート事業の国際市場における地位や製品ラインアップを強化する。

グルーポアントリンの自動車用シート事業は、プジョー、シトロエン、ダイムラー、ルノー・日産、フォルクスワーゲン(VW)など欧州の自動車大手に、シート完成品やフレーム、シート機構部品、シートトリムなどを供給している。

グルーポアントリンの自動車用シート事業の売上高は約3億ユーロ。フランスに本部を置き、欧州を中心に12の工場(スペイン7、フランス2、チェコ1、ポルトガル1、モロッコ1)とテクニカルセンター2カ所(フランス、スペイン)を持つ。従業員数(正社員および契約社員)は当該5カ国で2,273人となる。

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