DMG MORI、独AMメーカーに資本参加

DMG森精機(名古屋市中村区)は15日、独子会社のDMG MORIがドイツの積層造形(AM)装置(3Dプリンター)メーカー、REALIZERの資本の50.1%を取得し、子会社化すると発表した。AM装置のラインアップを拡充するとともに、AM分野における技術革新をさらに推し進める。

REALIZERは、「セレクティブ・レーザー・メルティング(SML)」と呼ばれるAM技術で20年以上の実績がある。SMLは、粉末材料を敷き詰めた後、レーザー光線を照射して、任意の部分を溶融させ、積層を繰り返していく造形方式。一方、DMG MORIは、金属材料粉末とレーザーを同時に照射して、積層と溶融を同時に行う「ダイレクトエナジーデポジション」方式を採用したAM装置を販売している。

DMG MORIは今後、SMLとダイレクトエナジーデポジションの各AM装置の販売に加え、両技術を組み合わせた新たなアプリケーションを提供していく方針を示している。

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