独シェフラー、17年末閉鎖の独工場で労使が合意

独自動車部品大手のシェフラーは10日、2017年末で閉鎖するドイツ中部のエルファースハウゼン工場で、影響を受ける従業員265人の配置転換や補償措置などの条件について労使合意した。同工場から約30キロメートル離れたドイツのシュヴァインフルト工場では、生産部門で新たに180人を雇用するほか、年配社員向けにパートタイム制度を導入することなどで合意した。

エルファースハウゼン工場の閉鎖は、産業部門の将来の競争力強化に向けて、生産体制とコスト構造を見直した結果によるもの。同工場の生産はシュヴァインフルト工場とポルトガルのカルダス工場に移管する。

今回の協議では、2017年末までにシュヴァインフルト工場への配置転換や、退職による社会保障措置に同意した従業員には、経営上の理由による解雇を実施しないことで労使が合意した。

上部へスクロール