独デクラ、自動運転技術でツヴィカウ大学と協力強化

独技術監査サービス大手のデクラは、自動運転機能の試験業務において2010年にスタートしたツヴィカウ大学との協力関係をさらに強化する。独業界紙『オートモービルインダストリー』(電子版)が8日報じた。ツヴィカウ大学は自動運転機能を試験するための監査基準や方法を開発してきたが、この分野にデクラも支援・参加する。デクラは実験者として運転アシストシステムを搭載したアウディ「A5」を提供する予定。

ツヴィカウ大学では、この分野における学生の教育や試験技術者の養成を行っている。人材養成や研修を統括するデクラのペーター・ヘルゲット氏は、大学の研究や専門知識が最新技術に対応していく上で重要になっていると強調する。

デクラはさらに、運転アシストシステムや自動運転技術に関する情報や専門知識を学生などに提供し、卒業論文などに活かしてもらうことを考えている。大学側は当該分野の専門講座の開設を予定しているという。

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