独エーベルスペッヒャー、ガソリン微粒子フィルターの量産開始

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは16日、ガソリン微粒子フィルターを装備した排ガス浄化装置の量産を5月から開始すると発表した。ドイツや欧州の大手自動車メーカーに供給する。

欧州連合(EU)では、2017年9月から排ガス基準「ユーロ6c」が新型車に適用される。2018年9月からはすべての新車が対象となる。

同基準に対応するためには、特に燃料直噴エンジンを搭載したガソリン車で排ガスに含まれる微粒子の量を引き下げる必要が出てくる。エーベルスペッヒャーによると、燃料直噴エンジンはガソリン車の約半数に搭載されている。微粒子フィルターは排ガスの排出音を抑える効果もあるという。

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