西ゲスタンプ、日本に初の工場建設

スペイン自動車部品大手のゲスタンプは2月23日、三重県松阪市に同社にとって日本初の工場を建設すると発表した。新工場は2018年上半期に操業を開始する予定。従業員数は第1工期で70人を予定しており、将来は、180人に増える見通し。

新工場(ゲスタンプ・ホット・スタンピング・ジャパン)の初期投資は3,700万ユーロ。第2工期を合わせた投資は総額6,500万ユーロに達すると見込んでいる。

新工場では、日本国内の自動車メーカー向けにホットスタンピング技術を使用したメタルボディ材(ホワイト部品)を供給する。

ゲスタンプは、北米・南米、欧州、アジアでも日本の自動車メーカーにサービスを提供しており、日本市場への進出により、日本メーカーのニーズに対する理解も深めたい考え。

ゲスタンプの国際事業戦略には、三井物産との提携も関係している。三井物産は2016年に特別目的会社ゲスタンプ2020への出資を通して ゲスタンプの株式の12.525%を間接保有している。2013年には、北米・南米に工場を持つゲスタンプの米州事業グループに30%を出資している。

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