米自動車大手のフォード・モーターは16日、ドイツのザールルイ工場に総額で6億ユーロを投資すると発表した。コンパクトカー「フォーカス」の次世代モデルの生産に向けた設備投資や物流プロジェクト、エネルギー供給設備などに投資する。
生産設備では、ボロン鋼を熱間プレス成形(ホットフォーミング)するためのプレス機械2基を導入し、車体部品を生産する。
エネルギー設備では、独電力会社シュテークの子会社シュテーク・ニュー・エナジーズと提携し、熱電供給設備(コージェネレーションシステム)5基を導入する。これにより、ザールルイ工場の二酸化炭素(CO2)排出量を20%削減することができるという。