BMW、17年上半期は増収増益

独高級車大手のBMWグループが3日発表した2017年上半期(1‐6月期)決算の売上高は、前年同期比7.4%増の492億4,700万ユーロに拡大した。営業利益(Ebit)は55億7,500万ユーロとなり、7.6%の増益だった。税引き前利益(EBT)は17.3%増の60億6,000万ユーロ、最終利益は21.5%増の43億6,300万ユーロに拡大した。

自動車部門の売上高は前年同期比4.8%増の436億6,800万ユーロ、営業利益(Ebit)は4.3%増の41億900万ユーロだったが、EBITベースの売上高利益率は9.4%となり、前年同期の9.5%をやや下回った。自動車部門(BMW、MINI、ロールスロイス)の上半期の出荷台数は、5.0%増の122万819台だった。

自動二輪部門の売上高は前年同期比10.0%増の13億1,900万ユーロ。出荷台数は9.5%増の8万8,389台だった。営業利益(Ebit)は19.3%増の2億2,900万ユーロを確保した。

金融サービス部門は、新規契約が93万4,237件となり、前年同期を6.9%上回った。売上高は12.4%増の140億9,000万ユーロ。税引き前利益(EBT)は10.3%増の11億8,400万ユーロだった。

BMWは2017年のグループ税引き前利益および自動車部門の出荷台数で前年をやや上回ると見込んでいる。また、自動車部門のEbitベースの売上高利益率では、目標とする8~10%を堅持できるとの見通しを示した。

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