独高級車大手のアウディは8月22日、パイロットプロジェクトとして、ドイツのインゴルシュタット工場にクリーニング、食料品、小包配送のサービスを利用できるステーションを設置すると発表した。従業員の仕事と生活の両立をサポートするとともに、雇用主としての魅力を高める狙いがある。独郵便・物流大手のドイツポストDHL、独食品スーパー大手のエデカ・ズュートバイエルン、地域のクリーニング事業者と協力する。
まずは5月に、小包の発送・受け取りが可能なDHLの宅配便ロッカー「パックステーション」を工場の9番出入口と訓練センターの2カ所に設置した。両ステーションはいずれも公共の場所に設置されているため、近隣の住民も利用できる。
エデカのステーションも2カ所に設置した。オンラインで注文した商品がステーションに配送される仕組み。クリーニングサービスのステーションは秋から利用できる予定。
アウディはパイロットプロジェクトが成功すれば、インゴルシュタット工場のステーションの増設や、ドイツのネッカースウルム工場にも同様のステーションの導入を検討する。