オーストリアのパワートレインエンジニアリング会社AVLはこのほど、ドイツのシュツットガルトにあるテクニカルセンターを拡張した。今後も増加が予想される高度な技術要求と試験需要に対応するのが狙い。昨年1月にオープンしたテクニカルセンターはその後、段階的に拡張工事を実施。今回新たに全輪駆動走行試験場1棟とエンジン試験場2棟をそれぞれ3カ月、7カ月の突貫工事で完成させた。
今回の拡張により当該テクニカルセンターは、全輪駆動走行試験場3棟、バーチャル試験場、音響試験場1棟、パワートレイン試験場2棟、エンジン試験場6棟を持つ巨大な試験施設となる。
AVLはオーストリアのグラーツに本社を置く世界最大の独立系パワートレインエンジニアリング会社で、従業員数は8,600人以上。2016年の売上高は14億ユーロだった。