独ヘラー、拡張現実(AR)を使って組立現場を改善

独自動車照明メーカーのヘラーはフラウンホーファー研究所(IEM)と共同で、拡張現実(AR)技術を使って組み立て作業現場を改善するプロジェクト「Mixed-Mock-Up」を実施している。IEMによると、「Mixed-Mock-Up」により作業現場の設計が最適化できるほか、開発チームとの連携を改善できるという。

ヘラーは新しいヘッドランプ組立ラインを導入する際に設計段階で「Mixed-Mock-Up」を試験的に採用している。段ボールで作業現場を組み立て(Mock-Up)、作業台の高さや作業のしやすさなどを検証するとともに、ARゴーグルを使って仮想の部品や工具を段ボール上に映し出し、作業のしやすさや個々の作業工程を現実に近い状態で確認し、最適な作業ができる組み立てラインを設計することを目指している。

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