韓国の起亜自動車は、新たに開発した駆動システム「エコダイナミック+」をSUV「スポーテージ」に搭載する。「エコダイナミック+」は48Vシステムとディーゼルエンジンを組み合わせたディーゼル・マイルドハイブリッド駆動システム。48Vシステムはベルト式スターター機能付き発電機、48V/12V DC/DCコンバーター、電気容量0.46kWhのリチウムイオン電池などで構成される。最高出力10kWhのスターター機能付き発電機は加速時にディーゼルエンジンのトルクを補強するほか、ブレーキ時や坂道を下る際のエネルギー回生で充電する。起亜自動によると、「エコダイナミック+」はCO2排出量を最大4%削減できる。また、ガソリンエンジンを組み合わせたマイルドハイブリッド車の投入も計画している。
来年からは「エコダイナミック+」搭載の「シード」を市場投入する。さらに2025年までにハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、EVをそれぞれ5モデル、さらに燃料電池車1モデルの投入を計画している。