独自動車大手のBMWグループは5月28日、中国の提携先である華晨中国汽車(Brilliance)との合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)が運営する瀋陽の電池工場で、拡張工事の定礎式を行った。これにより、中国における電気駆動車(エレクトロモビリティ)の需要拡大に対応する。
瀋陽の電池工場「ハイ・ボルテージ・バッテリー・センター」は昨年10月に開設したばかり。同工場で生産した電池は、BBAが運営する大東区工場に供給している。大東区工場では今年初め、新型「5シリーズ」のプラグインハイブリッド車の生産を開始した。
増設する「ハイ・ボルテージ・バッテリー・センター・フェーズII」施設では、次世代のBMWグループの電気駆動システム「eドライブ」に使用する車載電池を生産する。次世代「eドライブ」は、純粋な電気自動車「iX3」に搭載する計画で、BBAは2020年から、大東区工場で「iX3」の生産を開始する予定。
BMWは中国では現在、電気駆動車6モデルを販売している。