アウディ、電動SUV「Eトロン」の披露イベントを中止

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは、8月に予定していた同ブランド初の純粋な電気自動車となるSUV「Eトロン」の披露イベントを中止するもようだ。同イベントは、「Eトロン」を生産するベルギーのブリュッセル工場で行う予定だった。アウディは中止の理由や「Eトロン」の市場投入時期の変更については声明を発表していない。

アウディはこれまでのところ、「Eトロン」を2018年末に欧州市場で発売し、2019年初めには米国市場に投入する計画だった。同モデルは1回のフル充電で400キロメートルを走行することができる。

アウディでは、ルーパルト・シュタートラー社長が18日、ドイツのミュンヘン検察当局に身柄を拘束され、現在も勾留が続いている。当局はVWグループによるディーゼル車の排ガス不正疑惑を捜査している。メディア報道によると、当局は、シュタートラー社長が(自分に好都合な証言をするように)証人に働きかけ、捜査を妨害する恐れがあったため、同氏を拘束したという。

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