独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、独フォルクスワーゲン(VW)、独BMW、仏ルノーの自動車大手3社は、年内に電気自動車の生産規模を引き上げる計画だ。
VWの広報担当者は同紙に対し、ヴォルフスブルク、ドレスデンの両工場で生産している電気自動車「Eゴルフ」の生産を夏季に1日あたり約120台から、段階的に同約160台に引き上げる計画を明らかにした。さらに引き上げる可能性も検討する方針という。
BMWの広報担当者は同紙に対し、ライプチヒ工場で生産している小型電気自動車「i3」とプラグインハイブリッドのスポーツカー「i8」の生産台数を秋に50%引き上げる計画を明らかにした。BMWグループは2018年の電気駆動車(純粋な電気自動車、プラグインハイブリッド車)の出荷台数で14万台以上を目指している。
ルノーは秋から、小型電気自動車「ゾエ」の生産を現行の1日あたり220台から、2倍の440台に引き上げる。『オートモビルボッヘ』紙によると、ルノーはドイツで2018年上半期(1~6月)に「ゾエ」、「カングー Z.E.」、「マスターZ.E.」、「トゥイジー」のEVモデルを計3,214台(前年同期比14.7%増)販売した。