独ダイムラー、ドイツに電池工場2つを増設

独自動車大手のダイムラーは25日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズがドイツ国内にバッテリー工場を2カ所増設すると発表した。シンデルフィンゲンに新工場を建設するほか、ウンタートュルクハイムに2つ目の工場を建設する。これによりメルセデスベンツ・カーズのバッテリー工場は世界3大陸に8工場となり、うち5工場をドイツに置く。電気駆動車のラインアップ拡大に伴い、バッテリーの生産体制を強化する。

シンデルフィンゲンの新工場は今後10年以内に建設する計画で、次世代「Sクラス」や新ブランド「EQ」のモデルを生産する新しい生産棟「ファクトリー56」に隣接して建設する。

ウンタートュルクハイムにはすでに、ブリュール地区にバッテリー工場を建設する計画があり、これに加え、へーデルフィンゲン地区にもバッテリー工場を建設する。これによりウンタートュルクハイムにおけるバッテリーの生産能力は当初計画の4倍に拡大する。

ダイムラーは、メルセデスベンツブランドの純粋な電気自動車を2025年までに10車種以上に増やす計画。

また、ダイムラーは、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズの世界的なバッテリー生産体制の構築に約10億ユーロを投資する計画。

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